「恵先生のような音楽家になりたい！」門下生たちから常に憧れと尊敬を集める伊藤恵先生(東京芸大教授)の愛情と創意に満ちたレッスン現場での実践を、飯田有抄氏のインタビュー形式で伺います。

◆伊藤恵先生　プロフィール
唯一無二の詩情と気品をたたえ、巨匠ジャン・フルネや朝比奈隆もこよなく愛した優美で文学的なピアニズムを誇る、日本を代表するピアニスト。ソロ・室内楽・協奏曲など多忙を極める演奏活動の傍ら、東京藝術大学教授・桐朋学園大学特任教授として、常に真摯に音楽に向き合うことを生徒たちに説き、門下から数多くの優秀なピアニストを輩出してきた。優れた教師として知られた有賀和子、ハンス・ライグラフ各氏に師事し、1983年、難関ミュンヘン国際音楽コンクールで日本人として初の優勝。バイエルン国立管・フランクフルト放送響・チェコフィル等の一流オケや国内の主要オケと共演。CDもシューマン全曲の記念碑的な録音をはじめ、シューベルト、ブラームス、ショパンほか数多い。

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